【見分けの匠】潮干狩りと採れる貝類14種

【見分けの匠】潮干狩りと採れる貝類14種

【見分けの匠】とは?

世界は似た食材であふれかえっています。そして、その中には間違った知識で布教されているものや、知らなければ危険なものなどがあります。【見分けの匠】ではそんな「間違いやすい食材」に目を向けていただこうと思います。【見分けの匠】ではできる限り正しい知識をお届けしたいと思っていますが、僕の記事だけを鵜呑みにすることは止めてください

料理の世界は自信を持って「こうだ!」と言い切ることはできないと思っています。実際に食べるのはあなた自身やあなたの大切な人であって、僕ではありません。色々な他の有識者の方のサイトと比較した結果、あくまでも自己責任で召し上がってください。

潮干狩り初心者の方へ

この項目を通して一番最初に言っておかなければならないことは釣りにおいては「現地の方の意見>>この項目」だということです。現地で実際に潮干狩りをしている方以上の情報はインターネット上にはないです。この項目を書いたのはあなたが現地の方と対等に話し合えるようにするためのものだと思ってください。

また、くれぐれも安全には気をつけてくださいね。

準備するもの

  • クーラーボックス
  • 保冷材
  • 熊手かスコップ(スコップがお勧め)
  • ザル
  • 帽子
  • 着替え
  • サンダル(底の厚いものがいい)
  • 日焼け止め
  • タオル

基本的には上記のバケツまでのものがあれば大丈夫です。靴に関してですが、長靴だと足をとられることが多くなり靴擦れを起こしたり、裸足だと貝で足を切ったりすることがあるので汚れてもいいサンダルをお勧めします。また、貝は腐りやすいのでクーラーボックスや保冷材は荷物になりますが必需品です。ザルは100円の料理利用のものでも構いません。

貝の採り方

すでに掘られた後が見受けられる場所は避けて、周りよりも盛り上がったところを狙いましょう。具体的にはスコップなどを刺したとき土の抵抗が感じられればそこはまだ未開の地です。盛り上がった砂の部分と、 水がたまっている部分の斜面に1mmほどの小さい穴が空いている場所を探しましょう。そこに貝が潜んでいます。

しかし、貝がいるだろうという場所に見当をつけるのも大事ですが、適当に掘りまくるのも大事です。「ここにいそうだな」という場所を見つけたらとりあえず掘ってみましょう。お尻が濡れたり恥ずかしかったりするかもしれませんが、採った貝が多くなるにつれて恥ずかしさは消えていくので大丈夫です。

貝がいそうなところを見つけたらスコップでそこらへんの土ごと全てザルに放り込みます。そしてざるの中に入った土を海水で洗い流すとゴミや死んだ貝の残骸、種類を問わず生きた貝が大量に手に入ります。小さい貝やいらないものは捨てて生きた貝を持ち帰りましょう。

熊手を使う場合は網付きのものなら掘り起こしたとき、土と一緒に貝が熊手の網の中に溜まります。そこから手で貝を探りましょう。網が付いていないものなら土を探ったときにゴリッとした音がすると思います。その音を頼りに土の中から貝を探りましょう。

基本的な貝の下処理

特殊な塩抜きをしなければいけない貝は、それぞれの貝の説明で解説してあるので省かせてください。ここでは「普通の砂抜き」とだけ書いたものがあるのでそのやり方と、「塩抜き」について解説したいと思います。先に砂抜きのやり方に関して解説します。

塩水による砂抜き(一晩)

  1. 貝同士を擦り合わせて、貝表面の汚れを取っておきます。
  2. ボールに水1Lと塩30gを入れ、貝を浸します(塩水が多くなりすぎないように調整してください)。
  3. ※)バットがあれば貝同士が重ならないため一番です。
  4. ボールに新聞紙を被せて暗くし、ラップをして一晩置いておきます。

お湯による砂抜き(20分)

一般的には上の塩水による砂抜きが知られていますが、一晩も漬けておかなければならなかったり、塩抜きが必要になったりするのであまり使い勝手はよくないと思います。なので20分ほどでできるお湯による砂抜きを紹介します。

  1. 貝同士を擦り合わせて、貝表面の汚れを取っておきます。
  2. ボールに50度程に沸かしたお湯と貝を入れます。
  3. ※)バットがあれば貝同士が重ならないため一番です。
  4. お湯の中で更に貝を擦り合わせて砂を吐かせます。
  5. 20分ほど放置してぬるま湯を流しながらもみ洗いし、貝の表面の汚れを落とします。

塩抜き

次は「塩抜き」です。塩抜きを初めて聞く方もいると思いますが、アサリなどを砂抜き後に食べたとき塩辛いなと感じることがあるのはこの塩抜きをしていなく、砂抜き時に貝の身に塩分が溜まったままの状態だからです。つまり、お湯で砂抜きを行った場合にはこの塩抜きも省くことができます。

と言っても、特に特別なことをする必要はなく、ただの真水に貝の身を1時間ほどつければ大丈夫です。

潮干狩りで採れる貝類

さて、今回は「潮干狩りで採れる貝類」に絞って考えてみたいと思います。「牡蠣が取れた!」といったような珍しいこともあるかもしれませんが、将来的には潮干狩りにこだわらずこの記事を見るだけでその貝の名前が分かるようにしたいと思っています。

潮干狩りで取れる貝の種類は10種類以上に分けられます。分かりやすい、見分けやすいものから紹介していきたいと思います。また、食べられないと記述した貝以外は砂抜きが難しかったりしますが、全て食べられます。ただし、寄生虫と貝毒に関しては注意してください。(後述)

アオヤギとアサリなどは非常に似ていて、ベテランの方でも間違えることがよくあります。初心者の方であればその他のマテ貝やハマグリなどとの違いもよく分からないかと思うので、ここでその外見について解説します。※)~貝類というのは初心者の方向けに勝手にまとめたもので、正式なものではありません。

まずは紹介する貝類の一覧です(今後増やしていく予定です)。早く種類を知りたいって方は「貝の早見わけ一覧」まで読み飛ばしてください。

  1. マテ貝類
  2. ツメタ貝類
  3. アカニシ貝類
  4. ムラサキ貝類(食べてはいけない
  5. タイラ貝類
  6. ミル貝類
  7. サルボウ貝類
  8. ハマグリ類
  9. バカ貝類
  10. カガミ貝類
  11. ホンビノス貝類
  12. アサリ
  13. シジミ類
  14. シオフキ貝類

1~7番までは外見ですぐ分かります。8~11番までは少し大きめの貝類、12~14番までが小さめの貝類です。

マテ貝類

マテ貝

この細長い貝がマテ貝です。この貝は数十cm~1mまでの深い場所に生息しているため、他の貝でやるような土を掘り起こすという採り方で採れる事はほとんどないと思います。砂抜きはあまり気にする必要はなく、刺身で食べられます。旬は春です。

砂抜きはそれほど気にしなくてもいいですが、たまに砂が抜けてないことがあるのでマテ貝の砂抜きの方法を書いておきます。

  1. 貝の表面をさっと洗い流し、水1Lに対して塩30gを入れたものに沈める。
  2. 暗い場所において常温で3時間ほど置いておく。

マテ貝の採り方

まずはマテ貝の採り方の動画をご覧ください。「爆音TV(+DIY)」さんの動画です。

動画を見てもらえれば分かりますが、マテ貝を捕獲する上で必要なものはクワ(もしくはスコップ)、安い塩、塩を入れる入れ物(できれば)です。では、手順を説明します。

  1. クワやスコップ浅く広い範囲を掘り、直径1cmほどの穴を探します。
  2. 穴を見つけたらそこに塩を注ぎ込みます(塩がサラサラの方が穴の奥まで届きます)。
  3. その穴の中にマテ貝がいれば穴から体を出すのでそこを掴みます。
  4. 貝が途中で折れたり割れたりしないように優しく引き抜いてください。

ツメタ貝類

ツメタガイ

これがツメタ貝です。グリングリンしてますね~。土の表面から10cm~50cmほどの少しだけ深い場所に生息していますが、スコップでガツガツ土を掘っていたら探り当てることもあると思います。この貝はアサリやアオヤギを餌にするので駆除の対象になったりしていて結構嫌われています。

巻貝」なので砂抜きは鍋に水道水と潮で作った海水をと貝を入れて、冷たい海水の状態からごくごく弱火で沸騰する前に火から外します。また、巻貝を調理する際はよく洗ってぬめりと砂を落として、唾液腺を除去してください。刺身で食べることができます。

アカニシ貝類

アカニシ

正確には「アカニシ貝」ですが、アカニシと呼ばれたりニシ貝と呼ばれたりします。サザエに似ていますが、サザエとは違ってからの内側が赤いのが特徴です。内側が白いものもあり、そちらは「シロニシ」と呼びます。岩に引っ付いていたり、アサリを狙ったときに紛れ込んだりします。大潮のときに沖のほうまで行けば狙えますが、アカエイなど毒をもった魚がいることもあるので足元には気をつけながら探してください。

巻貝」なので砂抜きは鍋に水道水と潮で作った海水をと貝を入れて、冷たい海水の状態からごくごく弱火で沸騰する前に火から外します。また、巻貝を調理する際はよく洗ってぬめりと砂を落として、唾液腺を除去してください。刺身で食べることもできます。

巻貝の唾液腺(毒器官)の取り除き方

MAKANAI DOUJYOU」様から動画をお借りしました。大体は動画を見れば分かると思いますが、順番に解説していきます。

  1. まずは貝殻を砕き、中の身を取り出します。
  2. 肉には唾液腺(毒器官)があるため肉と内臓を切り離します。
  3. ※)巻貝には内臓に毒を持つ場合があるため、できれば食べないでください。
  4. 蓋を取り除き、蓋があった部分を上にして身を切り開きます。
  5. 淡黄色の小さいバターのようなもの(唾液腺)が左右合わせて二つ付いています。
  6. 唾液腺を取り除いたら流水で完全に洗い流します。

スーパーなどでは唾液腺が抜かれていないことも多く、更に毒を持つという表示も見かけないので注意してください。そして、「ツブ貝」や「バイ貝」と呼ばれるものの内蔵は絶対に食べないでください。蓋が付いていた部分を上にして切込みを入れます。※)巻貝以外で内臓に毒をもつのはホタテ貝が有名です。

ムラサキ貝類

カラス貝

はい、こいつです。ムール貝の一種でカラス貝とも呼ばれます。もう本当にフジツボと並んで嫌いなんですけど、あの明らかにやばそうなムラサキ色した、波打ち際の岩なんかにびっしり張り付いているやつです。あれをこそぎ落として持って帰ろうという人はいないと思いますがこの貝は食べてはいけません

正確には食べられますが、他の貝以上に海の汚染の影響を受けやすく、日本では汚染物質の塊のようなものです(海外ではよく食べられます)。加えて日本で取れたものは味がしなかったという記事も見かけました。採るのはやめておきましょう。

タイラ貝類

タイラギ

タイラギとも呼ばれたりします。写真では分からないかもしれませんが、長さ30cm以上で厚みも20cm以上にもなります。高級料理店の受け皿になったりする貝だと言えば思い当たるはずです。どこにそんな貝があるかというと、沖のほうに多く、地面から少しだけ先端を出した状態で、体の大部分は土に埋まっています。無燐型と有燐型、そして中間の型がいますが沖に行くに連れてうろこを持つようになり、水深10m前後までなら有燐型のものが多いです。

このタイラ貝に非常に似たものとして「ハボウキ貝」があります。浅瀬で採った場合に殻の表面がツルツルならハボウキ貝、ザラザラであればタイラ貝の可能性が高いですが、タイラ貝の無燐型も浅瀬にいる可能性はあるため外見で断定はできないです。ハボウキ貝のほうがよく取れますが、殻を開けたとき一目で分かるほど、タイラ貝より身が小さく食用には向いていません。また、タイラ貝同様刺身で食べられますが味は落ちます。

タイラ貝の砂抜き(下処理)は以下のようにやってください。

  1. 貝の中に包丁を入れ、貝柱の片方の付け根を切って貝を開きます。
  2. 手で貝柱以外のものを取り除いて、粘膜まで取り去ってください。
  3. 貝柱の反対側を殻から取り外して、冷たい塩水で締めた後に水気を切ってください。
  4. 取り除いた水管(紐のようなもの)と小さい貝柱のようなものは食べられます。

ミル貝類

http://myotada.cocolog-nifty.com/myoutada/2017/04/post-ed4c.html?optimized=0 様より引用

ミル貝は「絶対に検索してはいけないワード」として載っていますが、そんなものは知りません。ミル貝はミルクイやミルクイガイとも呼ばれ、一目見ただけで分かると思います。しかし、40~50cm程の深さに生息しているので見かけることはあまり多くないかもしれません。タイラ貝に並んで採るのに苦労する貝です。刺身で食べることもできます。

貝からはみ出した身の部分は「水管」と呼ばれる部分ですが、ミル貝は黒色をしていますが、白色のものがあります。これはナミ貝という貝ですが、「白ミル貝」とも呼ばれていて、それと比較してミル貝のことを「本ミル貝」と呼んだりします。これによく似た「オオトリ貝」というバカ貝の仲間がいますがこちらは水管に赤や黒の斑点が散らばっています。

 

ミル貝の下処理も特殊なので見ていきましょう。

  1. まずは貝から身を切り離しますが、貝柱が合計4つあります。
  2. 貝の付け根の左右に2つ。これが上と下の部分にあるので包丁で切り離します。
  3. 竿水管とわた(内臓)である袋の部分を切り離し、水管の部分を塩でもんでぬめりを取ります。
  4. ※)内臓は食べられます。
  5. ミル貝を沸騰させたお湯で湯通しし、冷水に漬けておきます。
  6. 水管には薄皮があるので薄皮を取り、ひもの部分を切り離し、更に水管を縦半分に切り開きます。
  7. 開いた水管の中に砂などが溜まっている場合があるため綺麗に洗い流してください。
  8. 内臓を食べる場合は黒い部分のみ切り離して、加熱してから食べてください。(寄生虫防止)

サルボウ貝類

サルボウ貝.

拡大してありますが、このサルボウ貝は5cm前後と小さい貝の部類です。しかし、見分けるのは非常に簡単で、ご覧の通り殻に溝があります。旬は冬から春にかけてです。サルボウ貝に似た貝に「アカ貝」と「ハイ貝」があります。これらは溝の数で見分けることができ、35本以上が赤貝、サルボウ貝が30本程度、ハイ貝は20本程度しかありません。

更に赤貝を2種類に分けることができ、殻の色が黒っぽいものを「本玉」や「赤玉」、白みがかっているものを「バチ」や「サトウ貝と言います。貝を開けてあるサルボウ貝を「サキアカとも言います。分かりにくいのでまとめましょうか。

  • 溝の数が35本以上で、殻が黒っぽい・・・アカ貝(本玉、赤玉)
  • 溝の数が35本以上で、殻が白っぽい・・・アカ貝(バチ、サトウ貝)
  • 溝の数が30本程度・・・・・・・・・・・サルボウ貝
  • 溝の数が20本程度・・・・・・・・・・・ハイ貝(絶滅危惧種)
  • 身だけになったサルボウ貝・・・・・・・サキアカ

アカ貝サトウ貝

左がアカ貝、右がサトウ貝です。ここまで白いものはあまりないと思いますが、参考にしてください。砂抜きや下処理に関してですが、全て同じ手順で問題ないですが、作業量が多いので下で解説します。注意点として夏のアカ貝類の卵(ワタ)は毒があるため絶対に食べないでください。また、アカ貝類は魚のように捌いたときに血が噴出すので、苦手な方は捌かないようにしましょう。

  1. 貝の中に包丁を入れて、貝柱を上下片方ずつ切り離してください。
  2. 貝を開いて殻から身を取り外します。
  3. 貝柱についている2本のヒモを優しく取り外します。
  4. ※)ヒモについている薄皮を剥けばヒモは食べられます。
  5. 身の根元に付いた生殖巣と身に残った他の黒い部分も切り落とします。
  6. 生殖巣が付いていたところから身に切り込みを入れて開きます。
  7. 開いたら黒い部分(ワタ)が左右についているのでどちらもそぎ落とします。
  8. ヒモと身を塩でよくもんでぬめりを取り、流水で洗い流します。
  9. ワタは夏以外なら食べられますが、あまりおすすめしないです。

ハマグリ類

ハマグリ

ここらへんから特定が難しくなっていきますががんばりましょう。先に比較的大きなものから紹介していきます。ハマグリは模様が様々ありますが、8cm前後と大きめで丸みがある三角形の形をしていて、厚くて硬く、更に表面がツルツルしています。また、ハマグリは沖合いに多く、15~20cmほどの深さに生息しています。障害物の周りを掘り返すことや一つあれば周りにもある可能性が高いのでそこを掘り起こすという手が有効です。ちなみに旬は冬です。別途記事も用意します。

バカ貝類

バカ貝
http://myotada.cocolog-nifty.com/myoutada/2017/04/post-ed4c.html?optimized=0 様より引用

バカ貝(アオヤギ)は8cmほどの大きさで薄くてもろい殻を持っています。また、殻の外側は黄褐色で中心にいくほど淡紫色が強くなります。殻の表面はツルツルしていて丸く、筋がないのも特徴です。更に放射線状の横線が入っています。水深30メートルまでの干潟などに生息しており、アサリよりもやや沖合でよく取れます。潮干狩りをした際などにはアサリなどよりもよく取れたりします。ハマグリの場合は貝の上下の接続部に黒い部分(中腸腺)があります。旬は春先です。

バカ貝類は殻が割れやすいので持ち帰るときはばか貝類をクーラーボックスの一番上に乗せてください。また、酸欠に弱いため持ち帰ったら死んでしまったということが多いです。死んだ状態では普通の砂抜きができないので、砂抜き以下のように行ってください(シオフキ貝と同じです)。

  1. 貝同士を擦り合わせて貝表面の砂とぬめりを取ります。
  2. 沸騰した塩水に貝を入れて、開いたものだけをすぐに取り出し、水に漬けます。
  3. 身を取り出して海水に漬けます(作る場合は水1Lに対して塩30g)。
  4. ボールでザルを受け、ザルに身を入れなおします。
  5. ザルに水を張って、少し押さえつけながら反時計回りに優しくかき回します。
  6. 5を水を替えながら砂が抜けるまで繰り返してください。
  7. 2で使った塩水に身を入れ、温かくなったら取り出して、真水に1時間漬けます。

カガミガイ類

ダウンロード

「カガミ貝」で検索すると白色の綺麗な貝殻がたくさん出てくるので「写真のようなカガミ貝に騙されるんじゃないかな~」と思っています。最も大きな特徴は貝の付け根の右側の部分がS字を描いてますね。殻の表面がザラザラしており、7~10cmほどの大きさで、白や青みがかったものも多く、厚さも比較的薄いです。旬は春になります。記事も後から用意します。 水深60mほどまでの細砂底に生息していて、大きなカガミ貝はあさりより深い15cmほどの場所にいます。

また、カガミ貝も普通の砂抜きでは砂をはかない貝なので、砂抜きのやり方を紹介します

カガミ貝 砂肝
https://ameblo.jp/leopa1129/entry-12022794090.html 様より引用

まず、貝に包丁を入れて貝柱を切り離し、貝を開いて身を取り出します。身には砂肝が付いていますがこれを取り除いてください(分からなければ黒い部分全部取り除いて大丈夫です)。そこから身を洗い、一度茹でてから水で洗って更に砂を抜いてください。カガミ貝の砂肝は画像のピンクで囲まれた部分です。

ホンビノス貝類

ホンビノス貝

ホンビノス貝は白ハマグリや大アサリと呼ばれたりする10cm前後の貝です。殻がとても厚く、灰白色で整った横線があります。また、カガミ貝のように殻のS字が顕著ではないことが多いです。膝下ほどまで水に漬かって地面を探る必要があり、スコップよりは熊手のほうが探りやすいかと思います。ハマグリなどより汚い環境でも育つので刺身で食べる際には特に、育った環境をよく考えて食べましょう。旬は春です。

中くらいのサイズのものはアサリを狙うついでに取れますが、大きいものは胸くらいまで漬かる沖のほうで地面を足で踏み歩きながらホンビノス貝がないか探ります。ホンビノス貝は普通の砂抜きで大丈夫で、砂を抜く際にモヤが出るので「モヤ抜き」と言われたりもしますが、普通の砂抜きと何も変わりません。

アサリ類

アサリ

潮干狩りの目玉といえば「アサリ」ですね~ここからはサイズが小さめのものを解説していきたいと思います。アサリはサイズが4cmほどで、全体的に黒色(画像で言うなら一番右の下段二番目や一番下の右から二番目)のものは味が落ちてしまっている可能性が高いです。殻の表面はざらついていて、浅い場所に生息しています。旬は春と秋です。

目視による基本的な貝の探し方ですが、砂が盛り上がった部分が見受けられると思います。その盛り上がった部分の海の流れがあたる側の反対側の斜面などが貝堀りの狙い目です。あさりも同じ方法で大丈夫です。記事を用意するのを待っていてください。

シジミ類

シジミ

シジミは淡水にも生息していることが特徴です。3cm前後ですが、アサリとは違って表面はザラザラとはしておらず、大きさからも見分けはしやすいと思います。

シジミは種類によって淡水(川に住む)ものと海水(海に住む)ものに分かれます。潮干狩りで採れるシジミは大抵「ヤマトシジミ」だと思います。茶褐色や黒褐色でつやがあって、正三角形に近い形をしています。上の写真はヤマトシジミのものです。砂抜きは他の貝と方法は同じように行ってください。旬は夏と冬です。

淡水性のものには「セタシジミ」や「マシジミ」があります。セタシジミは琵琶湖周辺にのみ住むシジミですが、日本にいるマシジミの数自体もそこまで多くなく、流通しているのは大抵ヤマトシジミです。参考として3つを比較した画像を引用させてもらいました。

シジミ3種

シオフキ貝類

シオフキ貝
https://blogs.yahoo.co.jp/midori6666/39553243.html 様より引用

この貝は掘り起こしたときに海水を吐き出すことからシオフキと呼ばれています。砂を含んでいることが多いため、嫌われがちですがおいしい貝です。4~5cmほどの小柄な貝ですが、ふっくらとした厚みを持ち、アサリとは違って表面がツルツルしています。シオフキ貝はアサリを狙うついでによく取れると思います。旬は春先です。砂抜きは難しいですが、以下の手順でやれば大丈夫です。

  1. 貝同士を擦り合わせて貝表面の砂とぬめりを取ります。
  2. 沸騰した塩水に貝を入れて、開いたものだけをすぐに取り出し、水に漬けます。
  3. 身を取り出して海水に漬けます(作る場合は水1Lに対して塩30g)。
  4. ボールでザルを受け、ザルに身を入れなおします。
  5. ザルに水を張って、少し押さえつけながら反時計回りに優しくかき回します。
  6. 5を水を替えながら砂が抜けるまで繰り返してください。
  7. 2で使った塩水に身を入れ、温かくなったら取り出して、真水に1時間漬けます。

貝の早見分け一覧

  • 貝を地面から引っこ抜いたら細長い貝が取れた・・・・・・・・・・・マテ貝
  • 渦を巻いた巻貝っぽいけどあんまり先っぽ尖ってない・・・・・・・・ツメタ貝
  • サザエっぽいけど内側が赤色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アカニシ貝
  • サザエっぽいけど内側が白色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シロニシ貝
  • むしゃくしゃしてやった後悔はしていない岩に大量に生えてた・・・・ムラサキ貝
  • なんか長くて長方形のでかい貝。貝柱がでかかった・・・・・・・・・タイラ貝
  • なんか長くて長方形のでかい貝。貝柱が小さかった・・・・・・・・・ハボウキ貝
  • なんか色々はみ出してる(水管)。それが黒色・・・・・・・・・・・ミル貝
  • なんか色々はみ出してる(水管)。それが白色・・・・・・・・・・・白ミル貝
  • なんか色々はみ出してる(水管)。それに赤い斑点がある・・・・・・オオトリノ貝
  • 殻に溝が35本以上あって殻が黒っぽい・・・・・・・・・・・・・・・アカ貝
  • 殻に溝が35本以上あって殻が白っぽい・・・・・・・・・・・・・・・サトウ貝
  • 殻に溝が30本程度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サルボウ貝
  • 殻に溝が20本程度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハイ貝
  • 殻が8cm前後で殻の上下の接続部に黒い部分(中腸腺)がある・・・・ハマグリ
  • 殻が8cm前後で殻の上下の接続部に黒い部分(中腸腺)はない・・・・バカ貝
  • 殻が9cm前後で貝の付け根の部分がS字を描いていて白っぽい・・・・カガミ貝
  • 殻が10cm前後で殻が分厚く、殻に灰白色で整った横線がある・・・・ホンビノス貝
  • 殻が4cm前後で表面がザラザラで模様が不規則・・・・・・・・・・・アサリ
  • 殻が3cm前後で正三角形。海で採ってきた・・・・・・・・・・・・・ヤマトシジミ
  • 殻が3cm前後で川で採ってきた。巻貝ではない・・・・・・・・・・・マシジミ
  • 殻が3cm前後で琵琶湖で採ってきた。巻貝ではない・・・・・・・・・セタシジミ
  • 殻が4cm前後でふっくらとした厚みがあって表面はツルツル・・・・・シオフキ貝

 

貝毒とは(必ず読んで下さい

まず知っておいてもらいたいのが「貝には毒がある」ということです。食べたら1発でアウトなものから本当に微量なものまで様々ありますが、大抵毒を持つ可能性があります。毒をもつ貝を知ることが一番の予防策だということは覚えておいてください。山でそこら辺に生えている雑草やきのこを普通は食べませんよね?少なくとも毒に関する知識を持ってからにすることで貝毒を断然避けやすくなります。予防策から先にお話しますが、できれば後の貝毒の詳細も見てもらいたいです。

  1. 巻貝は唾液腺を取り除く。
  2. 綺麗な環境で育った貝を食べる。
  3. 毒を抜く調理を適切に行う。
  4. 内臓は食べないほうが良い。
  5. 自分が潮干狩りをする市や県のホームページから安全情報を確認する。
  6. 管理された区間で潮干狩りをする。
  7. 旬になった貝だけを食べる。

【1】巻貝は唾液腺に毒をもっている場合がほとんどなので必ず取り除きましょう。

【2】汚い環境で育った貝は貝毒のほかにもウイルス性の物質が蓄積されています。できる限り綺麗な環境で育った貝を食べるようにしましょう。何が潜んでいるか分からないため毒を抜く調理もできません。

【3】【4】毒を抜く調理をすることである程度の毒は防げますが、完璧とは言えないため内臓はその貝に対する知識が足りていない場合は食べないほうがいいです。おいしいんですけどねぇ・・・

【5】貝毒の原因となるものの一つが、貝の餌となるプランクトンが有毒化したものです。市や県のホームページに行けば現在どの貝が安全かやその貝の最新の患者の情報が載るっていることが多いです。潮干狩りをする際には必ず参考にしましょう。3~5月がプランクトンは有毒化しやすいです。

【6】潮干狩り用に有料で漁協が管理している区間で潮干狩りを行えば比較的貝毒に当たる可能性は低くなると考えていいと思います。

貝毒の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

【毒性の心得】貝毒

※この記事は2018年2/24日に書かれました。


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